統合失調症

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単語登録日:2004-09-29 02:53:55

単語の説明help

統合失調症(とうごうしっちょうしょう)は、精神の失調の一態であり、Schizophrenia に対する言葉として、それまで長く使われてきた精神分裂病に替わって日本精神神経学会の定めた呼称である。しかし、Schizophrenia にしろ、統合失調症にしろ、均一で単一の疾患として存在しているかどうかは疑わしく、多様な疾患群を指している可能性があり、むしろ、統合失調症*症候群*と呼ぶほうが実態に即していると思われる。

なお、法令の条文では、依然として「精神分裂病」の表記となっている(差別参照)。

妄想や幻覚などの多彩な症状を示す。妄想は、それが妄想であることの認識が本人には全く無いのが普通である。発症の原因の詳細は今なお不明である。神経伝達物質の一つであるドパミンが過剰である仮説をはじめ、様々な仮説が提唱されている。1950年代にフランスでクロルプロマジンという薬物が一部の患者に効果があることが発見され、これを契機に抗精神病薬による薬物治療が広く行われるようになった。1990年代後半からの非定型抗精神病薬の使用や、効果的な急性期治療、社会復帰のため福祉制度の整備などにより、初発患者の入院期間は短縮され、以前よりも軽症化しつつあると言われている。しかし一方で、薬物療法が部分的にしか効果を示さず慢性化する患者も少数であるが存在することも事実である。

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