市民活動

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単語登録日:2004-09-29 02:28:27

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市民活動(しみんかつどう)とは、市民が自らの価値観・信念・関心に基づき、自分たちの生活とコミュニティのために良かれと思って自発的に行う、市民的な、市民による活動。医療、福祉、文化、環境、国際協力、政治参加、人権擁護、教育と、その活動の幅は広い。

また、そうした活動をする団体をNPO・NGOと呼ぶこともある。

無給で活動する団体・個人もあるが、自治体が特定の活動につきボランティアを募集した場合などは、交通費などを、最低限の必要経費として自治体などから支給されることもある。また市民活動支援施策として、自治体がそうした活動を資金的・物質的に援助することも多い。

アメリカでは、青少年、あるいは高齢者にこうした活動を推奨し、そのプログラムはアメリコア(Corporation for National Service AmeriCorps:)と呼ばれている。これは、青少年を海外にボランティアとして国策で派遣した平和部隊のアイディアを国内の困窮者、障害者、高齢者やコミュニティ活動などに振り向けたもの。アメリカのコアを作っていくのがこうしたボランティアだという発想によるもの。 学校、教育現場でもボランティアを重視する傾向は強く、授業の一環に取り入れることにもなった。大学、短大でもそうした活動をしているところもある。学生も市民である以上、これらも広義の市民活動でもある。

ただし、市民活動が市民それぞれの自発的な「思い」から進められるものであることから、常に次のような問題を問われることにもなる。すなわち、市民の名で行われるものが、いつもいつもすべての市民を代表するものとは限らない、ということである。誰がどこでどういう手順で、活動する人たちに自分たちの代行として「市民活動」を名乗ることを供託したのか、またその共益が配分されるのは市民全体の利害が絡んでいるのか、それとも一部の市民なのかといった点を検討していくと、市民活動という名目の背後には、特定の政治的利益関心をもった集団、高速道路の騒音、ダム開発、原子力発電所建設などに絡み自らの権益を擁護しようとするグループの姿が見え隠れする(こともある)。それぞれの活動の真意とその背景を、個々の活動について市民は自らの価値観で慎重に検討、評価することが大切である。
と同時に、そうした観客的なありようもまた批判の対象になりうるが、いかに社会と関わっていくのかということはいつでも市民それぞれの主体的な判断に基づくものである。この時、積極的に社会に関わっていこうとして実際に行動を起こすことを特に市民活動と呼ぶが、一方でそうした市民や政府の行動について注視・監視することも市民的な、市民による活動である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』

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